2010年12月13日月曜日

Cesare

今日は友達を訪ねてサンパウロからバスで1時間半ほどのカンピーナス(Campinas)を訪れた。

サンパウロに比べて日陰が少ないことに加え、夏の通り雨(Chuva de verão)もあり、ひたすら蒸し暑かった。でも交通は渋滞もなく軽快。

ショッピングセンターで昼食を食べたのち(我が社のディーラーが展示ブースを出展中だった!)、東山農場の下見をして、最終的には友達の家でゲームをして親睦を深めるという和やかな1日だった。

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翻って、昨日の会社の方のお宅でのパーティについて。

14時開始という事前通達とは裏腹に人が集まるのに時間がかかったことを除けば、盛況であった。ブラジル時間なんてそんなものではあるのだが。

総務・人事系の方なのでその部署の人たちと日本人つながりという事で我々研修生も呼んでいただき、大いに食べ、飲ませていただいた。

18時を過ぎて第一団が帰宅し、さらに一時間ほどして、自分を除いて全員が帰ってしまった。

その後は家主ご夫妻としばし歓談。結局2時間くらい唯一の客としてお邪魔させていただいた。

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宴もたけなわ、第二団が帰るというときにたびたびお宅にお邪魔している方に「帰る前にもう一度我が家に来い」と声をかけてもらった。

自分と同じくらいの娘がいるその人はその奥さん(こちらが会社の同僚)と共に非常に懐の深い方である。

声をかけてもらったのは、そろそろ自分が帰るということを告げたためである。

saudadeという言葉をしきりにかけてもらった。(実はこの言葉の用法は未だよくわかっていない。)

口先だけの言葉ではなく、心のそこから言ってもらっている(と感じる)ので喜びもひとしおである。

嬉しかった。

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家主のご夫妻と共に過ごした2時間ほどは、人生相談の様相を呈していたものの、話題自体は多岐にわたっていた。

いろいろな職場を渡り歩いていらした方なので、出張でいらっしゃるような、いわゆる「純粋培養」の従業員の方とはものの見方が違うように感じられる。

以前イグアスへ旅行に行ったとき、ある月曜日に突然直接の上司と社長の二人だけに了解をとって、会社を飛び出したということがあった。

この方は人事部長なので、後日「事前に言ってくれないと給料やらないぞ!」とやんわりと叱られた。

しかしこの日の会話の中で、ふとした拍子にこの話題があがったときの言葉は思いもよらないものであった。

曰く「あの話を聞いたときは、”よくぞ、やった”と思った」とのこと。

「次はシチリアの地に行きたい」とおっしゃるこの方に、この日、中世ヨーロッパを題材にした歴史漫画を貸していただいた。


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