すなわち「Copa do mundo(サッカー・ワールドカップ)」と「Carnaval(カーニバル)」である。
季節指標とは売上の予測を出すための指標であり、過去の市場実績を基に作られる。
しかし上記イベントに際しては市場全体が著しく停滞するので(年間実績の2~3%くらい?)、それらのイベントが何時あったのかを把握し、指標作成の際に考慮しなければならない。
この時やっていたのは、市場実績のデータが業界団体からなかなか来ないので、準備として修正に必要な日付くらいは確認しておこうということである。
前者はWikipedia上で開会日から閉会日まで詳細な情報に直ぐアクセスできる。しかも4年に1度のことなのでそんなに情報量は多くない。
しかし問題は後者であった。
毎年あるイベントなのに、年によって違うらしいという以上のことは誰もわからないようだった。
ところが、である。
こちらでの生活が長い日系準二世の方に相談していたところ、なんと脇で様子を見ていた財務部の同僚がカーニバルの祝日算出のためのロジックを示すためにサクッとググってくれたのだった。
いつも冗談ばかり言っている奴で、しかも一緒に仕事をする機会はなかったので、この知的営為をいとも簡単にこなす奴だとは思っていなかった。いい意味で期待を裏切られた。
ブラジルで長年生活している人ですら詳しくは知らないような情報を、そうしてWeb上から簡単に引用してくれた。(個人的にはポルトガル語だと未だ難しいので、余計感動した。)
もちろん財務というExcel関数をよく使うという仕事の性質上、そうした行為に慣れているということもあるかもしれない。
しかし、ググることを知っているということは、そうして自分の欲する知識を獲得できるということを知っているということであり、知識獲得の作法を体得していると僕の眼に映ったのである。
よく言われることだが、メモリなんてものは機械がいくらでも代用してくれるわけで、この先人間に問われるのは、如何に情報を組み合わせて新たなものを創っていくかということなんだろうと思う。
その「組み合わせる」という行為の前提としての、組み合わせる要素を見つ出してくること。
ググるとはそういうことなのではないかと思われる。(ちょっと乱暴な議論ですが。。。)
<今日の結論>
・自分ひとりでWeb上から知識を獲得できる術を知っている人は応用が利く。
・カーニバルは結局イースターの47日前であり、太陰暦に基づいているため2月4日から3月9日までぶれる。2011年は3月8日。
・自分ひとりでWeb上から知識を獲得できる術を知っている人は応用が利く。
・カーニバルは結局イースターの47日前であり、太陰暦に基づいているため2月4日から3月9日までぶれる。2011年は3月8日。
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