2010年12月23日木曜日

make.believe

23日はサンパウロ市大水路内北西部にあるBarra Fundaにいった。

目的は某電機メーカーの社屋訪問である。

企業としてブラジルに参入したのは1973年とのことで、訪問したサンパウロの営業オフィスも400人規模(我が社の約13倍!)という。建物が綺麗で大きかった。

最初に通していただいたのは、会議室。

ブラジル人のマネジメント層の方がこのブラジルでのプレゼンスについてプレゼンをしてくださり、それに社長さん(50歳くらいの日本人の方)が適宜補足を入れてくださる、という豪華な時間を過ごした。

何よりプレゼンをしてくれた方の英語が聞きとりやすく、街中で英語が通じないブラジルなのに、という意味で感動した。教育にお金がかかっているに違いない。

一通りプレゼンが終わった後は、質疑応答をし、さらにオフィス内部を軽く見学させてもらった。

見学があっという間だったのは、時間的にお昼時だったせいと、そもそもクリスマス前で休暇を取ってる人が多いからだ。

人が少なかったので逆にオフィス内の空間の広がりが印象的だった。50人~80人ほどのフロアがいくつもあり、とにかくでかかった。

見学が終わると昼食に連れていっていただいた。近くの食堂は混んでいたので、社長さんの車で一路Ana Rosaのとんかつ定食屋「味彩」へ。

久しぶりの美味に舌鼓を打ちつつ、社長さんとの会話を楽しませていただいた。

ありがとうございました。

>>>

・サンパウロ:400人、マナウス:1000人

・09会計年度は-9%、10会計年度は+67%

・グローバルHQとの直接的な指揮系統下にある、世界で5つしかない販社のうちの一つ

・他の中南米諸国はマイアミが管轄し、それをグローバルHQへ吸い上げる

・グループ企業体としてグローバルHQとの意志疎通に力を入れている:世界中の意志決定者たちをサンパウロに集めて2日間の集中討議

・パラグアイからの並行輸入を阻止する予定

・「客がいなければ店の外に出る」営業:ブラジル全土600人のプロモーター⇒競合にはない強み

・特にテレビの販売実績を飛躍させ、No.1を目指す

・全人口の46%を占めるCレベルの人たちへの浸透

・田舎の見本市で実施したハウスシアター30日お試しキャンペーンの成果:99%

・Defect Ratio:不良率

OEM/ODMをうまく使って効率化

・工員は一定のトレーニングを受けたのち、数日の導入でどのラインにでも行けるようになっている⇒ブラジル独自の効率化

・マナウスだけで116モデル(半数はLCD製品)

・それ以外のハイエンドモデル等の少数高利益商品は輸入でカバー

・「箱を売る」から「箱を売らなくても儲かる」へ

・語学を会社がバックアップ:試験等を課してチェックする

・定期採用は難しく、年間2人くらい

・それでも着任当初に比べ定着率は向上している

・「今後自分で起業したり他の会社の重役になるような人たちだから、この会社で働いて良かったと思わせたい」

0 件のコメント:

コメントを投稿