2010年8月15日日曜日

Bienal do Livro

昨日はなんだか無駄に深刻な雰囲気を醸し出してしまったが、祖父は今もこの胸の内にいるということが言いたかっただけなので、ご心配おかけしたようなら申し訳ありません。

さて、気を取り直して今日は普通に日記。

タイトルにあるようにBienal do Livroという、年に一回サンパウロで開かれるブックフェアにAIESEC関係の人たちとともに行ってきた。

AnhembiというMarginal Tiêteの脇の大きなパビリオンに何百もの出版社や書店が軒を連ね、人でにぎわっていた。

ブックフェアといっても基本的にはポルトガル語の本しか置いていないわけで、基本的には同行者の後をついて回っていたが、その中で思ったことをいくつかあげる。

1.ラテン語族言語同士の乗り換えのしやすさ

英訳するとFrench Libraryという名前の書店のブースに行った時のこと、仕方ないので星の王子様を手に取ってみたところ、ポルトガル語と似た単語の何と多いことか。そのブースで本を買った知人のブラジル人も「もしフランス語でもゆっくり話してもらえれば、だいたい理解はできる」とのこと。羨ましい。

2.ブラジル人ってやっぱり柔軟

一般化するのはどうかという話ではあるが、柔軟。入場券を買う時に一緒に連れて行ってくれた知人の交渉のおかげもあったけれど、日本の学生証で学生の代金で購入させてくれた。日本じゃ有り得ないと思うのは僕だけだろうか。

3.日本のものももう少し頑張れるはず

日本からやってきた本という意味で、語学や漫画の類はところどころ散発的にではあるが見かけた。しかし、それ以外のものは全く目に入らず。村上春樹が立派な書店にポルトガル語訳が置いてあったくらいか。それに加えて、Fundação Japãoのブースが何とも言えない寂しい雰囲気だったのが悲しい限りだった。物を売るつもりもないし、かといって人を呼び込む目玉のようなものもなく、はっきりいって何がやりたくてブースを出しているのかわからなかった。


知人たちと話したこと等、書きたいことは他にもあるが、今日はこの辺で。

2 件のコメント:

  1. あwあいかわらずkyですいませんw

    日本語のらてん・ゲルマン系言語との遠さって、英語とかの習得に時間がかかるという影響の他にも、日本の人材市場に海外の人材が入りにくい一因にもなっているのかなと思っています。

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  2. >駿太朗
    おぅ、どんまい(笑)

    その指摘は否定できないな。ブラジルで日本語を勉強する人と時々会うけど、口をそろえて「日本語は難しい」と言ってる印象。文法事項を説明するのにも一苦労。ちなみに我が上司(「ありがとう」を教えてあげた相手)は積極的に日本語を学ぶというわけではないけれど、ひとたび興味を持った日本語に関してはイントネーションを含め、ものすごい吸収力。日系人だから当然かもしれないけど(笑)
    とはいえ、その辺の言語的立ち位置も地政学と綿密に接していそうで考えてみると面白そうだね。内田樹が「リンガ・フランカ論」と言っていたと記憶しているけど。一つ言えるのは、日本語がしっかりできるってことは国際的にみても価値があるってこと。見えにくいけど。

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