通勤には地下鉄を使っている。
1980年前後に始まったらしいサンパウロの地下鉄は、他の公共交通手段に比べるとだいぶしっかりしている。
まず、当たり前だが行き先が明確にわかる。
バスだったらそうはいかない。日本人だからというわけではなくて、皆運転手にそのバスが自分の行きたいところで停まるか質問している。
それに比べると、電車は路線図以外の所にはいかないからわかりやすい、というわけ。
(ちなみにその時止まった駅がどこなのかは構内表示という意味でわかりにくい。)
次に、運転間隔が比較的短い。
路線によるのだろうが、経験上、バスに乗るために非常に長い間待たなければならない。
その点、3分から5分前後で次の列車が来る地下鉄は気が楽である。
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通勤で使っているのは、パウリスタ通りの下を走る緑色の地下鉄。
サンパウロ大学の医学部病院を始め病院がいくつかがあるClínicas駅からパウリスタ通り中ほどにあるBrigadeiro駅までの3駅、10分弱。
この距離を徒歩で行くことも可能なのだが、時間的にも体力的にも地下鉄を使った方がだいぶ楽である。
この緑の地下鉄は、3本に2本くらいの割合で比較的新しい列車が走っている。
一番嬉しいのは、次の停車駅を告げる車内アナウンスが録音であること。
個人差が大きい運転手さんたちの声に比べて、ハッキリとしたアクセントと発音で聞こえやすい。
「Próxima estação, Paraiso. Acesso à Linha um azul....」というアナウンスが一番のお気に入りです。
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