2010年5月7日金曜日

メーカー訪問+現地社長との初対面

6日に引き続き、昨日は標準時子午線の都市、明石にある工場を見学。夜行バスで0泊3日という強行軍だった。阪神工業地帯の一端を担う工場群、或いはそれを取り巻く地域一帯は、いわゆる「昭和の面影」が残っていた。

目的は2つ。ものづくりの現場に対する理解を深めることと、ちょうど一時帰国することになっている現地法人の社長さんと話し合いの場を持つこと。

降りしきる雨の中、工場西門での10時の集合に来てくださったのは、営業本部のブラジル担当の方。学生時代にブラジル企業にて1年研修されていたそう。彼に連れられて事務所の応接室で工場全体に関するビデオを視聴したのち、見学コース案内の係の人たちに連れられて工場見学。

リーマンショック後に1本減らされた生産ラインのうち、稼働していたのは半分の3本。生産されている製品も、ほとんどが海外輸出用らしい。言われてみれば閑散とした雰囲気だったが、工場というものを見慣れているわけではないので、そんなことはあまり関係なかった。むしろ、製品生産ラインの頭と尻とでの製品の姿の違い、エンジン生産工場での油の臭い、様々なメーカーから納品される部品の山、部品を運ぶ運搬車(築地市場で使われているのと一緒)の機動性、、、ワクワクした、というと大げさだが、幼少の折にプラモデルを作り上げたときに得た感覚と似たものを抱いた。

一通り工場見学をしたのち、もう一人のブラジル担当の方と合流して昼食へ。

二人目の営業の方は、昨年5月から3カ月ほどブラジルに赴任されていた。僕が3月ごろにこなした課題をネタにブラジル市場の話など、研修先の事を中心に話した。ディーラーの所長さんとの会話より、ぐっとブラジルに近づく。一人目の方は頻りに「ブラジルに行きたい!」とおっしゃっていた。帰国したら報告のために再訪しよう。余談だが、とにかく肉がおいしいらしい。彼は3カ月で15キロ近く体重が増えたとのこと。恐るべし。

昼食を終えてお二人とはお別れ。現地法人の社長さんのスケジュールを確認したのちに連絡するとのこと。雨の中、駅まで戻って時間つぶし。結果、14時半ごろから1時間ほど、社長さんとお話しする時間をいただけた。

脇道に逸れまくったが、聞きたいことは聞けた。とにかくマシンガントークだったので、社長さんのお言葉を以下に列挙。

・ものは言いよう
・まねて慣れろ
・新入社員のつもりで鍛える
・1回はマナウスに連れて行ってやる(言質とりました!)
・夜は寒いから極寒仕様の服を一式準備すべし
・現地での従業員は30名。日本語わかるのが10人くらい。
・現地物品は高いが質低い。服なんかは揃えて持っていくべし。

この方のもとで半年やっていくのだと考えると、気が引き締まる思いだった。と、同時にブラジルで働くこと、が近づいてきた実感を得た。

15時半過ぎに社長さんと別れたのち、天気も晴れた。写真を撮っていなかったことに気付き、最初の集合場所だった工場西門まで行って研修生二人だけで記念写真。保安課のおばちゃん、ありがとう。

17時過ぎに三ノ宮に戻り、21時半のバスの出発までカフェで時間をつぶしたり、夕食を食べたりした。近辺の某学生団体の知り合いと夕食をともにすることは叶わなかったが、帰国後に再訪するときは果たしたい。

2日連続での訪問シリーズが終わり、ひと眠りして、この記事を書いています。

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