確固として特にやりたいことがない人間にとっては、あれほどの圧迫感を伴う機会を数少ない訓練と捉えるのがよいのだと言い聞かせながら、机に向かっていた。(とはいえ、僕はギリギリにならないと尻に火がつかない性質であり、相対的にはのらくらした生活をしていたはず。)
高校を卒業し、大学に入学してから5年が経つ。
最近、この期間が自分にとってどういう意味をもつものなのか、振りかえることが多い。
自分が最も楽しんで生活していたのは、ブラジルでの一年弱を措いて他にない。これは間違いない。
地球の裏側で学んだのは、自分の感性に基づいて動くことの大切さ。
お世話になったインターン先の社長さんから学んだ部分が大きい。もちろん向こうで出会った全ての人からも。
そうでなければ、あのような就職活動はしなかっただろうし、その延長線上にあるご縁もなかっただろう。
少し角度を変えれば、それまでの自分を一定程度「ぶち壊す」ことが出来た。
残念ながら、こんな風に言えるのは、学生生活を通じてこれだけ。
楽しいと思えるものを追求して、もっといろんなことを試してみればよかった。
或いは、大学受験・学部決定など節目ごとに、自分がやりたいことについて自問自答しておくべきだった。
言っても仕方ないのは百も承知だが、これが率直なところである。
とはいえ、今の思いを胸に前に進むしかない。
また壁にぶつかったら、戻ってこよう。
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
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